スマートガレージKIT取り付け②

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さて、引き続きスマートガレージKITの取り付けです。前回センタープーリーのボルトが邪魔で支持プレートが装着できない件ですが、取扱説明書を見ても詳しくは載っていません。実際にはタイプにより取付が異なるとの記載があります。

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そもそもなぜボルトがあるのかですが、このシャッターの場合、センタープーリーにもバネが装着されています。バランスバネとか言う物らしい。そのバネをセンタープーリーに止めているのがそのボルトです。当然ですが外す訳には行かないので対処法をネットで情報を探すもそれらしい記事は見つかりませんでした。システムデザインにメールするしかないなと思いシステムデザインのサイトを見ていたら、「これだ!」ってページを発見。こちらがそのページ。支持プレートとセンターセンタープーリーの間に支柱が入っています。これが「スペーサー」の様です。自分がバカだったんですがこれがスペーサーとは思わなかったので気が付くまで時間がかかりました。実際に部品を確かめるとスペーサー分の部品があるようです。となれば何とかなりそうです。ちなみにシャッターには他にもバネが装着されています。間違ってもバネには触らないようにしましょう。特に古いシャッターのバネは破損する場合もあります。絶対に触らない方が良いです。本当かどうだか分からないですが年に何人かシャッター解体中に死亡する方が居るとか...。恐ろしいです。

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こちらはブラケットの部品です。

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これらをこの様な形で組みます。向きがあるので注意です。

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スペーサー(4本)と先ほどのブラケットを仮組みします。まだキッチリボルト類は締めません。

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ブラケットの下部にピニオンギヤを仮組し内歯ギヤとの間隔を3mm程度にします。仮組の際にピニオンギヤがブラケットに入りずらいのでブラケットが緩るんでいた方が入りやすいです。部品精度が良いので結構キチキチです。でも必ず組めますのでゆっくりやって下さい。

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一端、スペーサーを取り外し、支持プレートと内歯ギヤをフリーにします。ブラケットはそのままでシャフトにブラケットの位置をテープなどで印を付けます。これでブラケットをバラしても元の位置に組むことができます。私はこの時点で内歯ギヤと指示プレートのボルト類を本締めしました。締める際は対角線で締めていきます。

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先ほど支持プレートとセンタープーリーの間に組んであったスペーサーを一端ブラケットに画像の様に組みます。実際はシャフト上で組み込みます。ボルトは長いボルト2本を穴あけ用だけに使用します。

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まずはブラケットをガッチリとメインシャフトに組みます。穴あけガイドを設置しメインシャフトの穴あけをします。私が思うにはこの作業が一番緊張します。失敗したくないですからね。このガイドがあるのでシャフトの中心に貫通穴をあけられるので失敗はしにくいと思います。この作業も本来なら難しい作業ですが穴あけガイドで素人でもセンターに穴をあけられます。またブラケットは本来ならモーターを設置するブラケット。それを穴あけ用に利用するんですから考えた人は天才。しかもほとんどの部品は別の用途でこの後利用するんだから。無駄なコストがかからないですね。

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ドリルの歯はキット付属の歯を使用しました。電気ドリルに歯をセットしキット付属の切削用油を塗ります。

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再度ブラケット位置を確認し間違いなければドリルでシャフトに貫通穴をあけます。結構力が必要です。でもあまり力を入れると歯の回転が落ちたり止まったりするので強弱をつけ歯を当てます。一回で開けずに切削油を何回か塗りつつ少しづつあけました。

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貫通穴があいたら、ブラケットを一端緩めてセンタープーリーから左に26cm程スライドさせます。ここに今度は穴をあけます。今度は貫通穴ではありません。また穴の位置は26cm程度でそれほど厳密な位置でなくてもOKです。ここは配線を通す穴です。

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ドリルであけた穴のバリを取ります。キットには紙ヤスリが入っています。今回はダイヤモンドヤスリでバリを取りました。

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続いてブラケットを一端シャフトから外し高力ボルトを入れておきます。最初に入れておかないとモーターを組んだ後だと入らなくなります。

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そしてブラケットとモーターをビスで止めます。

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対角線で締めていきます。実際は高力ボルトをブラケットに入れておいてください。

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モーターとブラケットをシャフトに装着します。高力ボルトは上の穴から下の穴まで通します。ブラケットの2本のボルトは長い物から短い物に入れ換えます。

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さらにブラケット下部にピニオンギヤを入れます。とても入れにくいです。モーターのギア、内歯ギヤ、ピニオンギヤがキッチリ収まる場所があります。それを見つけて入れます。逆に言うとその場所を探してしまえばギヤのバックラシュなどの調整はしないので簡単ですね。それとピニオンギヤの締め付けネジは下向きじゃないと閉められないので注意が必要です。これらの部品は前記しましたがとても精度が良いです。キッチリ組めば問題が出ないと思います。この様な物は調整とかが大変なのが普通ですがスマートガレージKITに関しては、はっきり言って調整は無しです。実に素晴らしい。

実はガレージ内はとても明るいけどもう夜遅い。明日は早い時間から仕事なので配線は翌日に持ち越そうと思い。車を入庫しようと思いシャッターを手で上げようとしたら動かない。そっか、モーターを組んだので動かないか...。バラすのもイヤなので作業続行です。(涙)このモーターは電磁ロックで動かない様にできている様です。

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では、もう一か所のシャフトの穴から通線ワイヤー(キット付属)を入れます。通線は死ぬほど今までやってきたので楽勝です。

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通線ワイヤーがシャフトの端から出てきました。

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通線ワイヤーにモーターからの線をテープで巻きつけます。

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こんな風に入れていきます。通線ワイヤーは引っ張るよりもこちら側を押し込む方が良いです。で、引っ張るのは軽く引っ張る。

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数分で通線完了。いつもこんな簡単に通線できるといいんですがね。

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実は今回シャフトの端は穴が開いていました。思った所と違う処から通線ワイヤーが出てきたので覗いたらこんな穴が...。ラッキーです。

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先ほど通線したモーターからの線をスイッチ基盤のこの部分に接続します。今回のモーターは逆転タイプのモーターなので線の白いワイヤー部をBに。もう一方をAに接続します。接続しやすい様に両方ともあらかじめ半田で処理をしています。

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ACアダプターを基盤に差し込みます。

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キット付属のスイッチボックスは使用せずスイッチを2個並べて使用できるボックスを購入。もともとあった照明用のスイッチを隣に納めます。

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スマートガレージKITはACアダプターから100Vのコンセントに刺すだけでOKです。もともと100Vは随分前から引いてあったのでコンセントに刺すだけです。

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左側が照明用スイッチ。右側がシャッターのスイッチです。指で押さえている所にQRコードがあります。アプリの設定に使用します。ここでテストをします。無事に動きました。まだ、設定をしてないので動くだけの確認しかできません。

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配線は既存のモールに入れ込みました。実にスッキリです。

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既存の照明スイッチの隣に綺麗に収まりました。この後はシャッター動作の設定です。

アプリをアプリストアからダウンロードします。「SmartGarage」で検索すると出てくると思います。ダウンロードが終わったらアプリでQRコードを読み込み設定していきます。設定は少々難しかったです。こちらのページを参考に設定。取扱説明書もダウンロードして設定です。設定の段階でなぜかシャッターが閉まりきらないトラブルが起きました。その度に最初から設定するも同じ状態です。ダウンロードした取扱説明書を見てみたら原因が書いてありました。シャッター下降中の電流制限値を超えているようです。早速制限値を設定画面で上げてトライ。今度は下まで下がりました。障害物検知と検知後の動作も設定しました。障害物を検知したらシャッターがストップし15cm上昇して停止にしました。5cm間隔で上昇設定できる様です。ちなみに停電時も手動で手順を踏めば巻き上げ可能です。普段は電磁ロックがかかっているのでモーターは回りません。それからスマホの追加ですが何個もできるようです。追加の際は、QRコードを読み込ませるだけ。調整は不要でした。ちなみにiPadでもやってみましたがOKでした。電波の感度ですが実用距離はシャッターが閉じている時は5m前後だと思います。鉄に囲まれた場所なので電波は届きにくいです。シャッターが開いていると10mくらいでも動作します。外部アンテナを設置すると常に10mくらいは平気かも知れません。

これで取付けは終了。今回のスマートガレージKITのDIYによる取付けはちょっと難しかった。でも今は構造がわかったのでもう一度やれと言われれば2~3時間くらいでできそうです。そういう意味では簡単なんだと思います。また費用対効果としては実に良い商品ではないかと思います。オフ会から深夜に帰って来ていちいちNSXから降りてシャッター開けてまた車に乗り込む。結構面倒なんですよね。雨なんて降っていたらなおさらです。それと、ともかく調整がいらないのはとても良い。ボルトオンで普通に組めば精度が出る。これはなかなか良いと思います。最初はギアの噛み具合(バックラッシュ)を調整しないで動くのか?と思っていましたが普通に動きましたからね。あまりにも良い商品なので古いガレージも手動のシャッターなのでそっちもやってみたいなと思います。ただ、ちょっと動きが重いのでまずはメンテが必要なんですよね。